カウントダウン。
個人的には嫌いだ。
なぜか?
カウントダウンには、
独特の高揚感とプレッシャーが詰まっている。
簡単にいえば、
この高揚感とプレッシャーというやつが嫌い。
具体的な話。
たとえば大晦日にカウントダウンをする。
高まる。
これが高揚感。
他にもたとえば、
ロケットの打ち上げ前にカウントダウンをする。
これが高揚感。
百歩譲って、
この高揚感は認めるとする。
たしかにテンションは上がるし、
アドレナリンも分泌される。
心臓の鼓動が速くなるのを感じる。
しかしもう1つの要素、
つまりプレッシャー、
これはいただけない。
カウントダウンをするということは、
必然的に「期待」を生み出している。
この期待がプレッシャーにつながる。
たとえば文化祭。
くす玉を作る。
カウントダウンをすることで期待が高まる。
しかしうまく開かなかったりすると、
一気にがっかりしてしまう。
くす玉なんて「うまく開かない」の代名詞なのに、
何を今さらがっかりするんだろう。
たぶんそれは、
カウントダウンの中に「期待」が込められていたから。
みんなでカウントダウンをしているうちに、
自然とくす玉に期待してしまう。
そして結果が期待に伴わないとき、
その反動としてがっかりとした気持ちが舞い降りてくる。
これがプレッシャー。
なんでこんなどうしよもないトピックについて熱く語ったかというと、
先日同じような経験をしたから。
最近よくあるでしょ、
カウントダウン式の歩行者信号。
秒数で表示するものもあれば、
信号の両端にブロックがいくつか表示されていて、
時間が経つにつれてブロックの数が減っていくやつもある。
今回は後者。
カウントダウンだから、
当然、一定のテンポでカウントされていくわけなんだけど、
ブロックが最後の1つになったとき、
急に動きが止まったんだ。
それでなかなか消えないわけ。
自分としては次の1テンポで足を進めるつもりでいたから、
思わずがっかりとしてしまった。
「期待」していたんだろうね。
カウントダウンだから。