2011/07/02

最近の自分


自分は今、人生の過渡期にいる。 

当たり前だと思っていたことが当たり前ではなくて、 
いいと思ってやっていたことがよくないことで、 
常識だと思っていたことが常識ではなかった。 

ここ最近になって、 
そう感じるきっかけが1つではなく、 
2つも3つも重なりあって、 
精神的に追い込まれている。 
本当につらい。 

「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」 
という名言を放ったのはアインシュタインだけど、 
今になってその意味がようやくわかるようになった。 

人はそれぞれ自分の中に自分だけのものさしを持っていて、 
それを基準にすべてを判断する。 
だから一人ひとり違った尺度を持っているのは当たり前で、 
そんなことは10年も前から理解していた。 

でも今回思ったのは、 
自分のものさしがどこか間違っていて、 
人はそれぞれ違う、という点を抜きにしても、 
なにか歪んだものさしを持っていたということ。 
自分は変わらなければいけない。 

正直、自分の人生や経験、 
あらゆる考えを元にしてつくったものさしをもう1度見直して、 
折り曲げ、ぐしゃぐしゃにして捨てるのは怖い。 
怖いしつらい。 
自分の全てを否定するようで、 
本当に苦しい気持ちになる。 

でもそれをやらなければいけないのは、 
自分がもう子供ではないから。 
関わる人すべてが、 
無条件に愛情を注いでくれる親や担任の先生ばかりではない。 
子どものころと同じように自分のものさしを尊重してしまえば、 
人はどんどんと自分から離れていってしまう。 

こんなことに気づいたのは、わりと最近の話。 

東京に来て、 
大学に入って、 
将来のことを考えてみたり、 
サークルをつくってみたり、 
いろいろな人の話を聞いてみたり、 
海外への壮大な一人旅を計画してみたり、 

そんなことをしているうちに、 
自分を見失っていたのかもしれない。 

知らず知らずのうちに、 
上ばかりを見ていたのかもなぁ。